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黒ノ爪

夏休みが残り半分くらいになりました。大学の夏休みほど、無気力になれるものはないように思います。そこら中、みんな海とか行ってはしゃいで忙しそうに資格取ったり、頑張ってる人がたくさんいるにも関わらず。まったくもって、無気力。とりあえず気合をいれるために、バイトのためにおとした爪を黒く塗りつぶしてみる。

使い廻しで申し訳ないな、と思ったので只今clapの御礼文章を考えています。なんていうか、今の送信後画面に出てくるのは、今取り扱ってないキャラとかいますし。(BLEACHキャラがいらっしゃるので…)斎藤さん目的で来られた方には、本当に申し訳ないです。近いうちに更新すると思われますので、もう暫くお待ちいただければと思います。斎藤さん中心に書くつもりですが、贔屓目があるので高杉がひとつくらいあるかもしれません。若干長州よりなので、そこらへんは多めに見てくださると有難いです。

以下、斎藤×利久の小噺。

01.煙草

窓の外に流れる煙、それを眺めるのが好きだ。
落ち着く、からであるし、今この空間に彼しかいないからでもある。

「今日は、天気がいいですね。」

答えがないことくらい、わかっている。
見れば当たり前だというそんな事実に、彼はいちいち答えない。
もともと無口な人だから。

「これくらいいつも静かだと、いいんだがな。」

だから、そんな藤田さんがこうして答えてくれるとは思わなくて。
思わず顔が緩んでしまう。
なんて単純なんだろう。
まるで好きな人を目の前にした女みたいな自分に苦笑いする。

「そうですね、いつも賑やかですから。」

警官にはあらゆる人間がいる、少し前までは敵だった人間もいる。
それでも藤田さんたちは気にしない。
違う、気にしないんじゃない。
とっくに崩れた藩なんて、どうでもよくて。
己の支えは藩に対する忠義じゃなくて、誰かへの忠義か自分の信念。
新撰組という集団にいた藤田さんは、明治政府に賛同することは多分死ぬまでないだろうし、それを忠義だと思うこともきっとないだろう。
ただ、幕末を生き抜いた人間として、新撰組の精神を引き継いで生きている身として、明治政府に過ちがあればそれを片っ端から斬って捨てて行くだけなのだ。
それが、この人の信念。

「手が止まっている、早く終わらせろ。」

ぼんやり外などみている場合ではなかった。
早くこれを終わらせないと、残業になってしまう。

「そんなに何を見とれているんだ、お前は。」

必死になって書類に目をむける。
まさかあなたですよ、などと言えるわけがない。
部屋中に煙草の匂いが充満している。

「誤字。」

指摘されて、また恥ずかしくなる。
妙に緊張して字も間違え、歪んでいる。
気がついたら背後にいるその視線、重症だ。

「利久に煙草は似合いそうにないが、そうして仕事をしている姿はまぁまぁだな。」

ぼそりと呟いたその言葉。
それが口説き文句だとしたら、もうダメだ。
耳も顔も真っ赤で、熱を帯びていることが自分でもわかる。

ほんとうに、ずるい人だ。



意味もなく煙草吸っていたときに思いついた小噺。
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2007.08.21(Tue) - 未分類





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